こんにちは、たじです。
最近はシャーロック・ホームズにハマってり、ブログ更新が遅れていました。
短編集は読み終えたんでシャーロキアンと名乗ってもいいですか?
さて今回はシャーロック・ホームズを読むならまずはこの作品!
短編集『シャーロック・ホームズの冒険』をご紹介します。
結論
複数のストーリーが収録されている短編集は初心者がとっつきやすいものです。
特にミステリー小説はたくさんの謎解きを楽しむものでもあります。
「シャーロック・ホームズの冒険」は全12物語の構成です。
ロンドンの名探偵が鋭い観察眼でものごとを解決していきます。
特に赤毛組合とまだらの紐の2つの物語は読者を興奮させてくれます。
筆者は特にまだらの紐が好きです。
ホームズの目線で物語を読むことができればあなたも間違いなくシャーロキアンです。
子供の読書感想文の題材にピッタリの小説です。
複数の出版社がありますが、現代文として読みやすいのは光文社or角川文庫の2択です。
原文に忠実なほうは光文社で現代風に力が入っているのは角川文庫です。
光文社のみ挿絵が入っています。
2つの作品『赤毛組合』と『まだらの紐』のあらすじは次の通りです。
赤毛組合とは?
この物語はとある店の赤毛の主人がホームズに相談するところから始まります。
店の従業員が見つけた新聞広告欄に「赤毛の方求む 組合報酬あり」といった広告です。
毎週それなりの報酬を頂けるので赤毛の主人は組合員になりました。
組合の仕事は英語辞典を紙に書き写すという内容です。
主人はこの作業にどんな意味があるのか疑問に抱いたまま作業をしていました。
疑問が払拭できないのでホームズに相談をしたわけです。
この店の周辺は新聞屋・タバコ屋・銀行の支店・倉庫があります。
これらを材料にホームズは一度現地(店)へ訪れ、調査を開始します。
ホームズは店の従業員を観察し「ロンドンで4番目にずる賢く、3番目に大胆な男だ」といってベイカー街へ帰ります。
さてホームズはどのような推理を立て、この相談を解決したのでしょうか?
結末はご自身の目でお確かめください。

まだらの紐とは?
ときは1883年4月初旬に起きた事件である。
依頼人ヘレンが死亡したので公表が可能になったとワトスン博士は冒頭で述べています。
事件は依頼人ヘレンが妹ジュリアを謎の事故のにより亡くし、その原因を突き止めてほしいとホームズへ依頼します。
ヘレンとジュリアは幼き頃に母親を亡くし、財産の相続権を得ています。
その財産は医師である義父が管理しています。
結婚するときに財産を半分ずつ分け合うことになっています。
ヘレンはとある館に義父と住んでおり、近々結婚をすることになっています。
結婚のためか、義父が館を改築し始めます。
改築の影響でヘレンは姉が使っていた部屋に移ることになりました。
姉ジュリアは生前とある日に「部屋で寝ていると、真夜中に口笛の音が聞こえる」とヘレンに相談していました。
そして亡くなる直前の最後の言葉は「まだらの紐」でした。
ホームズはこれらの事情を材料に一度現地へ赴きます。
館内部は義父の部屋・ジュリアの部屋・ヘレンの部屋と横に並んでいました。
義父の部屋には金庫があり、その上には猫か犬用のミルクが置いてありました。
義父は以前インドに住んでおり、そこからペットを取り寄せていました。
ジュリアの部屋はベットの真上に通気口があり、そこには使用人を呼ぶベルがついていました。
この館には義父と姉妹以外住んでいませんでした。
ベットは固定されていて動かすことができません。
通気口は隣の義父の部屋とつながっており、館の外にはつながっていません。
この調査でホームズはある結論に達し事件解決に向かいます。
さて事件の真相はご自身の目でお確かめください。
赤毛組合の年代はいつ?
シャーロキアンのあいだでは赤毛組合の日付がホームズの会話と合わないことを指摘しています。
1890年10月9日「赤毛組合」は解散、つまり事件解決を意味します。
本当は1887年10月29日から30日の間に事件は解決されたのではないかというものです。
理由は従業員が広告を見つけ主人に見せた日は事件解決の8週間前、ワトスンは同じ広告を2か月前に『ザ・モーニング・クロニクル』で読んだと言っている。
『ザ・モーニング・クロニクル』は1890年には廃刊になっており、年代が合わない。
そして日付に関してはホームズが土曜日に犯行が起こると予想しており、事件解決は土曜日から日曜日にかかる間に解決した。
1890年10月9日は木曜日でホームズの予想と大きくずれたことになる。
よって事件は1887年10月29日(土曜日)から30日(日曜日)に解決したものである。
こんな人におすすめです。
・初めてシャーロック・ホームズシリーズを読むかた
・推理小説を読んでみたいかた
・読書感想文の一冊をお探しのかた
・名探偵コナンをもっと知りたいかた
今回のまとめ
ミステリー小説の定番『シャーロック・ホームズ』を読むならまずは『シャーロック・ホームズの冒険』を読んでみてください。
電子書籍でも読むことができます、
Kindle紹介記事もご参考ください。
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